Q1.現場でどのような課題がありましたか?
記録システム「ほのぼのNEXT」の活用が大きな課題でした。システムは開設当初から導入していましたが、当初はデータを入力するだけで、部署ごとに手書きの記録を残す状況が続いていました。
このため、事故報告書が統一されず、情報管理に苦労しました。また、職員の多くが50~60代であったため、パソコン操作に苦手意識を持つ方が多く、なかなか浸透しませんでした。
しかし、約10年の試行錯誤を経て、2~3年前から「ほのぼのNEXT」を活用する体制が整い、報告書の出力やカンファレンス資料の作成、申し送り業務の効率化が進むようになりました。
Q2.ほのぼのNEXTの活用が進むきっかけは何だったのですか?
管理者の方々から「せっかくシステムがあるのに使わないのはもったいない」という声が上がり、トップダウンで推進が始まりました。
情報の統一を目指し、手書きの記録フォーマットを1枚に統一するなどの工夫を行いました。また、若手社員がベテラン職員をサポートしてデータ入力を進めるなど、職員同士で協力しながら活用が進みました。
こうした取り組みを通じて、システムの導入が徐々に現場に浸透していきました。
Q3.LINE Worksの活用による効果について教えてください
感染対策や情報共有の面でLINE Worksは大きな効果を発揮しました。特にコロナ禍では、保健所の指導内容や感染症対策の手順を迅速に共有する必要があり、LINE
Worksがその要請に応える形となりました。
また、紙で行っていた連絡業務の多くがデジタル化され、紙の使用量が約3分の1に削減されました。総務からの連絡事項や申し送りもLINE
Worksで完結できるようになり、情報共有のスピードと効率が格段に向上しました。



