2027年問題 蛍光灯は製造中止に!

2027年問題とは、蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止される問題です。
これから2027年に近づくにつれて、蛍光灯のさらなる値上げと品不足が予想されるため、
早めのLED照明導入をおすすめします!!

どうして中止になるの?

2023年にスイスのジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約 第5階締約国会議」において決定されました。一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入を2027年までに段階的に廃止するという内容です。
経済産業省は、2030年までにすべての蛍光灯を置き換えることを目標としています。

こんな表示をチェック!

製品に付されている品番が「F」から始まるものが蛍光灯ランプです!
三波長系蛍光ランプのみ「3波長系」または「EX」と表示がありますが、これらの表示がないものはハロリン酸塩系のランプです。
・三波長系は2027年末に製造・輸出入が廃止
・ハロリン酸塩系は2026年末に製造・輸出入が廃止

蛍光ランプの種類 追加条約による禁止期限
電球形
(CFLi)
一般照明用
30W以下、水銀含有5mg以下
2025年までに禁止
一般照明用
30W超 水銀含有全て
2026年末までに禁止
コンパクト型
(CFLni)
一般照明用
30W以下、水銀含有5mg以下
2026年末までに禁止
直管
(LFL)
一般照明用
<三波長形蛍光体>
60W未満、Hg 5mg超
<ハロりん酸塩蛍光体>
40W以下、Hg 10mg超
2020年末までに禁止
一般照明用
<三波長形蛍光体>
60W未満、Hg 5mg以下
60W以上、Hg 5mg以下
60W以上、Hg 5mg超
2027年末までに禁止

<ハロりん酸塩蛍光体>
40W以下、Hg 10mg以下
40W超、水銀含有全て
2020年末までに禁止
非直管
(NFLs)
一般照明用
<三波長形蛍光体>
全てのW
2027年末までに禁止
<ハロりん酸塩蛍光体>
全てのW
2026年末までに禁止

LED照明導入メリット

LED照明器具への取替え
おすすめします!

01

発熱量が少なく、
快適な室温を維持

白熱灯が熱を持つのは知られていますが、実は蛍光灯も放熱し、室温の上昇に営業を与えることがあります。 介護施設の利用者様は寒暖差を感じにくく、体温調整機能が低下している方が多いため、熱中症になりやすいと言われています。 夏場のエアコン使用は避けられないため、LED照明に切り替えることで放熱を抑え、空調の負荷を軽減することができます。 これにより、快適な空間づくりと電気代の削減の両立に貢献します。

02

目にやさしい光で
利用者様にやさしい環境づくり

蛍光灯では照度が照度が不足しがちで、視力の低下を感じている利用者様にとっては目の疲労を引き起こす原因となることがあります。 さらに、蛍光灯の紫外線やストロボ効果は、皮膚への悪影響を及ぼす可能性もあります。 LED照明は光が均一で、部屋全体をむらなく明るく照らすため、利用者様がより見やすく、快適に過ごしていただける環境を実現できます。

03

落下時のリスクを軽減し、
安心・安全を確保

日本は地震が多く、いつどこで大きな揺れが発生するか分かりません。 蛍光灯や水銀灯はガラス管でできているため、落下時には破損し、ガラス片が飛散してしまいます。さらに、水銀が含まれているため、呼吸器系や神経系に悪影響を与える恐れがあります。 LED照明はポリカーボネート製のため、万が一落下しても割れて飛散する必要がありません。 これにより、避難時も安心して対応できます。

さいごに

2027年末までに蛍光灯の映像および輸入出が禁止される2027年問題ですが、これまで使用していた蛍光灯の利用が
即座に禁止されるわけではありません。
現在使用中の蛍光灯は、継続して使用できます。
また、2027年末までに製造された蛍光灯であれば、その後も販売や購入が認められています。
ただし、蛍光灯の交換部品や修理の製品は製造されなくなるため、交換や修理が必要な場合は、2027年末までに
対応しなければなりません。
ご自身の施設で蛍光灯を使用しているか確認し、ぜひお早めのご対応をオススメします!