「排泄介助って、結局“空振り”が多いんですよね」
Q1.排泄介助の業務には、どんな課題を感じていましたか?
排泄介助は、やはり介護の中でも「三大介護」のひとつで、手間や時間もかかってしまう上に、実際には排泄がなかったなどの空振りも多く発生してしまい、課題感を感じていました。
時間を決め手声掛けしても、なかなかタイミングではなかったり、歩行能力は自立していても、自身の排泄パターンを職員と共有できない方もいらっしゃるので、職員が確認しなければいけないという作業も発生していました。
空振りが排泄介助で「ありがちなケース」
- ・時間でトイレ誘導 → 実際にはタイミングではない
- ・排泄物の確認前に利用者様が流してしまう
- ・夜勤帯など人手が少ない時間帯に無駄な動きが発生
日々何度も発生する介助のひとつなので、小さな手間が削減できることが、現場の効率化につながると考えました。
「トイレに行かなくても、“何がどれだけ”出たかわかる」
Q2.トイレDIARYを導入して、どんな変化がありましたか?
それにより、排泄物を“見る・見せる”必要がなくなりました。
最初は、センサーで排泄物を先知することに利用者様の抵抗感が出るのでは?と考えていましたが、職員に見られるよりも心理的なハードルは低いようでした。
また、共用トイレに設置したことで、抵抗感のある方には居室のトイレを使ってもらうという選択肢もあり、導入ハードルが下がったと感じています。
| Before | After |
|---|---|
| トイレで直接確認 | アプリで確認可能 |
| 排泄物を職員が目視 | AIが自動検知し、イラストや文字で記録 |
| 利用者様・職員様にとって抵抗感が大きい | センサーで心理的負担が軽減される傾向 |


